あらゆるものの録音方法

執筆時: 2019年9月27日

長年にわたってこのウェブサイトを作成し、マイクに関する知り合いの質問に答え、自分自身も熱心な音楽ファンであり、また友人が何か録音するのを手助けしてきた中で、お金をかけずにレコーディングをする方法について、私は多くを学んできました。今日はこれらの知識を、これから投稿する一連のブログ記事の最初の章として、皆さんに共有していきたいと思います。

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自宅で、低予算でレコーディングする方法

テクノロジーの進歩によって過去数年の間にレコード業界にもたらされた革命と同程度の革命が起こった業界は、ほとんどないといっていいでしょう。2000年代の初めころまでは、音楽をレコーディングするには、普通はエンジニアやプロデューサーなどのプロを雇う必要がありました。数万円(またはそれ以上)を費やして、NASAのコントロールルームに似たスタジオに1日中こもり、その上で、数週間後にやっとレコーディングが届いたのです。

プロのレコーディングスタジオは今でももちろん重要ですが、自宅でレコーディングする方法はかつてとは比較にならないほど進歩しており、近年では、寝室からでも、また事実上どんなものでも、素早く、手頃な価格で、高品質で録音することは非常に容易になりました。

以下では、レコーディングを開始する前にあなたが知っておくと良い点について詳しく説明します。その後、バンドからフレンチホルン、ポッドキャストまで、すべてのモノ・コトを録音する方法についてご説明します。

マイクの種類

レコーディングについてご説明する前に、マイクについて簡単にご説明しておいた方がいいかもしれません。マイクは、レコーディングプロセスにおいて最も重要な要素の1つであり、マイクの良し悪しが、クリアで雑音のないプロフェッショナルなレコーディングと、誰もが耳を塞ぎたくなるような質の悪いレコーディングとの差を生むからです。

レコーディング用のマイクについては、以下の9つの異なるタイプの種類があります。

  • ダイナミックマイク
  • ラージダイアフラム コンデンサーマイク
  • スモールダイアフラム コンデンサーマイク
  • リボンマイク
  • バスマイク
  • USBマイク
  • マルチパターンマイク
  • バウンダリーマイク
  • ショットガンマイク

コンデンサーマイク vs. ダイナミックマイク

コンデンサーマイクとダイナミックマイクは、両方とも録音対象物から生成されている音を電気信号に変換する、という点では一致します。その電気信号は、レコーディングソフトウェアによってさらに処理され、私たちが編集可能なオーディオトラックへと変換されます。ただし、コンデンサーマイクとダイナミックマイクでは、音を電気信号に変換する方法が、まったく異ります。以下では、双方のマイクがどのように機能するかについての若干技術的な説明をいたします。

***以下では、若干技術的な説明をいたします***

コンデンサーマイクは 、ダイアフラムとバックプレートと呼ばれる2つの部品で構成されています。バックプレートはダイアフラムの下に取り付けられており、これら2つの部品が合わさってキャパシター(コンデンサーとも呼ばれます)と呼ばれる、音に対して細かく反応するパーツとなります。

キャパシターは電荷または電圧を蓄え、ダイアフラムとバックプレートの間に電界を発生させます。

発生する電界の大きさは、ダイアフラムとバックプレートの間の距離に比例します。録音対象となる音を出している楽器等は、音波を発生させ、マイクのダイアフラムを振動させます。この振動により、ダイアフラムとバックプレートの間の距離が微細に変化し続けます。これにより、発生している音波がマイクによって電気信号に変換されるのです。

コンデンサーマイクは、電荷を維持するために電源を必要とします。 コンデンサーマイクには、電気の供給方法の違いによって、2つの異なるタイプがあります。

エレクトレットコンデンサーマイクは 、バックプレートまたはダイアフラムに組み込まれた特別な素材のおかげで、電荷を永続的に維持することができます。

ノンエレクトレットコンデンサーマイクは、 それ自体では電荷を維持する手段を備えておらず、外部電源を必要とします。

***以上で、技術的な説明は終了です***

コンデンサーマイクは一般的に高価で感度が高く、デリケートなものです。ただし、特定の種類のレコーディングでは、ダイナミックマイクよりもはるかに優れた性能を発揮します。このため、ボーカル、ポッドキャスト、ライブコンサートなど、最高レベルの音質が必要とされるレコーディングでの使用に適しています(たとえば、ニューヨークフィルハーモニックなど)。

一方、コンデンサーマイクはその繊細な性質上、録音できる音のレベルに限界があります。収録しようとする音がマイクの最大音圧レベルを越えてしまうような場合は、適切にレコーディングすることはできません。このためコンデンサーマイクは、ロックコンサートなどの非常に大きな音を収録する場合には適していません。

そこで、機構的にはコンデンサーマイクよりも理解しやすい、ダイナミックマイクの登場になります。

***以下では、若干技術的な説明をいたします***

ダイナミックマイクには 、音に反応して電気信号を発生させる、3つのパーツからなる機構がマイク内部に備わっています。まず、ダイアフラム。次に、ボイスコイルと呼ばれる、細いワイヤーでできたコイルがダイアフラムに取り付けられています。最後に、永久磁石がボイスコイルに巻かれるかたちで、ダイアフラムの下に装着されています。

コンデンサーマイクと同様に、まず音波がマイクのダイアフラムにぶつかることでダイアフラムを振動させます。次にボイスコイルが、ダイアフラムとともに音波に反応して振動します。そして最後に、ボイスコイルに巻かれた磁石が小さな磁場を形成し、その磁場内でボイスコイルが振動することにより、ダイナミックマイクは音波を電気エネルギーに変換するのです。

***以上で、技術的な説明は終了です***

その機構のシンプルさのおかげで、ダイナミックマイクはコンデンサーマイクよりもはるかに手頃な価格で手に入れることができます。また耐久性も高く、ほとんどすべての音量を問題なく処理できるため、非常に大きな音が鳴るような環境での録音に適しています。

ピックアップパターン: 単指向性、双指向性、無指向性

さて、マイクの2つの主要な種類を理解したところで、今度はマイクがどのように音を拾うのか、ピックアップパターンについてご説明しましょう。ピックアップパターンは、それぞれのマイクがどのような音の録音に適しているか、また適していないかの判断につながります。

マイクのピックアップパターンは、マイクが拾う音の方向性を意味します。このことが最初に問題になるというのは少々奇妙に思えるかもしれませんが、読み進んで頂ければ、マイクのピックアップパターンがいかに重要かをご理解いただけると思います。

カーディオイドマイクは カーディオイドマイクは、単指向性マイクとも呼ばれます。このマイクは、真正面からやって来る音と、若干ですが側面から入ってくる音を拾います。

マイクの後ろから来る音についてはほぼ完全に感度がありません。

このタイプのマイクは、多くのレコーディング用途や、ライブパフォーマンスで頻繁に使われています。

またこのカーディオイドマイクには、ワイドカーディオイドマイク、スーパーカーディオイドマイク、ハイパーカーディオイドマイクなど、いくつかのバリエーションがあります。

ワイドカーディオイドマイクは、 従来のカーディオイドマイクよりも単一指向性がやや低く、マイクの側面と背面からの音もある程度拾うことができます。これらのマイクは、アコースティックギターやボーカルのアンサンブルのレコーディングによく使用されます。

スーパーカーディオイドマイクおよびハイパーカーディオイドマイクは、 側面からの音を遮断しますが、背面からの音に対して感度が少し高くなっています。スーパーカーディオイドマイクはわずかに周りのノイズも拾うことができるため、ライブレコーディングでよく使われるマイクの一つです。

ハイパーカーディオイドマイクは、後方からの音をさらに遮断し、ほぼ前方からの音しか拾いません。このマイクの最も一般的な用途は、ライブドラムのレコーディングです。

フィギュア8マイクは、 双指向性マイクとも呼ばれます。8の字のパターンで音を拾うことから、このような名前が付いています。マイクの側面から入ってくるノイズは強く遮断されますが、マイクの前面と背面からの音については、事実上すべてを拾うことができます。

これらのタイプのマイクは、2人の人間が話しているインタビュー等を録音するのに適しており、また高度なステレオ録音向けにも使用されています。ただし、もしあなたがまだ駆け出しのオーディオエンジニアであったなら、このパターンのマイクについてはあまりお目にかからないでしょう。

無指向性マイクは、方向に関係なく、 周囲のすべての音を拾うことができます。これらのマイクはホームレコーディングの定番であり、主要な音源とともに、部屋の中を取り囲む音についても収音することができます。

このため、このマイクは1つのマイクでドラムを録音したり、アコースティックギターやコーラスをレコーディングしたりするのによく使われています。無指向性マイクが適さない用途はもちろんありますが、使いどころによっては、最も適したマイクとなります。

自宅でできる簡単な防音対策と、その重要性

レコーディングにおける「防音」とは、実際には2つのことを意味します。一つ目は、音が部屋の中でどのように伝わるか、また外部のノイズが部屋に入ってこないかどうか。そして二つ目は、部屋から外へ(そしてご近所さんの耳へ)音が漏れてしまうかどうかです。ただし、ご近所さんがあなたの家のドアを叩き、録音の最中に怒鳴り込んでこない限りレコーディングの音質には何ら関係ありませんので、ここでは後者については触れません。

録音中に外部の音を遮断するには、時に膨大な費用がかかる場合があります。私はいままでいくつかの方法で外部の音を完全にシャットダウンしようと試みてきましたが、その結果は、決して満足できるものではありませんでした。私としては、最善の策は、周囲が比較的静かな時間帯に部屋の中で録音することだと思っています。もし録音中に大きな音が聞こえてきてしまったら、再度録音し直すしかありません。

むしろ実際に問題となるのは、室内の音をどう処理するかです。対策を全くせずに閉じた空間でレコーディングしようとしても、良い結果は得られません。それは、使っているマイクが5千円のものか、また20万円のものかによっても変わりません。うまくいかない原因は、「残響」と呼ばれる現象によるものです。あなたの声や楽器が発している音は、実際は部屋の中の壁、床、天井などに向かって反射しているので、録音中にそれらの反射音をマイクが拾ってしまい、きれいな録音を得ることができないのです。

一方で、簡単でも防音や音響処理を部屋に施してやることよって、録音の音質を大幅に改善させることができます。ここで音のプロたちはダンピング、壁の質量の増加、デカップリング、エアギャップの充填など、様々な手法を駆使します。しかし私たち素人でも、よりシンプルで、安価で、かつ効果的な対策をすることが可能です。それが、毛布を使った防音対策です!何枚かの毛布を壁に掛けておくだけで、音の反射と残響がそれらの毛布によって吸収されます。紙製の卵パックを使う方法というのもありますが、私の環境ではうまくいきませんでした。もちろん、あなたの環境ではうまくいくかもしれません。

また、ここで知っておくと良いシンプルながらも重要なもう一つのポイントは、録音時に壁に近づくほどより多くの残響が発生してしまう、ということです。そのため録音の際は、あなたまたは録音したいものを部屋の中央に配置し、また小さい部屋ではなく、広い部屋を使ってみてください。実際、小さくて音響処理されていない部屋では、優れた音質での録音を行うことは、ほとんど不可能です。

楽器の録音方法

今まで、主要なマイクの仕組みと、色々なシチュエーションでの録音に対してそれぞれ最適なマイクをご説明してきましたので、次項からは、様々な楽器を録音する方法を、詳細に説明していきます。

残念ながら、マイクを楽器の前に置いて出てくる音を拾わせるだけ、といった風にはいきません。しかし以下では、考え得るどのようなシチュエーションにおいても鮮明でクリアな録音を可能にするようなフレームワークを提供いたします。

金管楽器

まずは、DIYのレコーディングエンジニアにとって録音するのが難しい楽器の1つである金管楽器から始めてみましょう。様々な環境下においても同じように音を出すことのできるほとんどの楽器とは異なり、金管楽器は、演奏されている部屋の状況の影響を強く受けてしまう楽器です。

このため、適切に音響処理がされていないような部屋では、金管楽器の高品質で自然な音色を引き出すことが難しい場合があります。しかし、いくつかのポイントを守れば、ほとんどどのような環境でも高音質な録音をすることができます。

多くの金管楽器(特にトランペット)は、その楽器特有の高音領域を有しているため、私がレコーディングによく使用するのは、リボンマイクです。基本的にリボンマイクのピックアップパターンは8の字型であり、最も自然かつ完全なかたちで金管楽器の音色を収録することができます。

金管楽器を録音する際の私のお気に入りのリボンマイクは、 MXL R144. です。1万円以下で購入できます。自宅でよくレコーディングをするという方でも、リボンマイクは持っていないという方が多いかもしれません。私自身も、数年前に最初のリボンマイクを購入しました。それ以前はダイナミックマイクを使用して金管楽器を録音していましたし、それで事足りてはいました。

リボンマイクで収録された金管楽器の音には、ダイナミックマイクで収録されたものよりも彩りが追加されますが、ダイナミックマイクを使用しても、充分によい音質でレコーディングすることができます。また、あなたはダイナミックマイクを既に持っているかもしれません。

使用するマイクを選択したら、楽器とマイクの配置を考えてみましょう。まずはマイクを、楽器のベルから1〜2メートルほど離して配置してみます。金管楽器の音は、マイクが楽器の軸から少しだけずれているときに最もよく聞こえる傾向があるため、最初の数回は、マイクを楽器の軸から30〜45度外して配置してみましょう。

録音した音質に満足できない場合は、色々と試してみてください。演奏者に別の方向を向かせたり、マイクの向きや高さを調整してみましょう。

木管楽器

おそらく金管楽器の録音よりも特有の課題があり、レコーディングが難しいとされる唯一の楽器は、木管楽器です。木管楽器は、ベルに加えて楽器本体に沿ったバルブから音を生成します。これにより、音色を最大限に収音することが難しくなっています。さらにひとくちに木管楽器といっても、それぞれの楽器の構造や音の生成のされ方は大きく異なります。

そのために、本格的なレコーディングにあたって、プロのレコーディングエンジニアは様々な録音機材を用いて試行錯誤を試みます。

幸いなことに、1つのカーディオイドタイプのコンデンサーマイクがあれば、高品質な録音が可能になるはずです。リボンマイクやダイナミックマイクでの録音も問題ありませんが、私は木管楽器のレコーディングにはカーディオイドタイプのコンデンサーマイクを使用しています。特に、この用途のマイクの私のお気に入りは、Audio Technica AT2035です。

この楽器の録音で重要なのは、マイクの配置です。ほとんどの木管楽器では、マイクを楽器の軸上、演奏者の下の手の約35センチ上に配置してみてください。ここを始点として、最適な配置を探ってみてください。

上記の配置にすればすぐに良い録音結果が得られると思いますが、うまくいかない場合は、マイクを楽器のマウスピースに近づけたり遠ざけたりするか、楽器自体に近づけたり遠ざけたりしてみてください。

弦楽器

ギターをはじめ、弦楽器はおそらく最も広く録音されている楽器です。この楽器特有の問題に対処する必要がありますが、幸い、通常は全体感を捉えた豊かな録音を実現させるのは非常に簡単です。

チェロ、バイオリン、ビオラなどの伝統的な弦楽器のレコーディングをする場合は、1つのマイクで、やり慣れた方法を使って高音質での録音が可能です。

この録音用途には、カーディオイドタイプのコンデンサーマイクの利用がおすすめです(可能な場合は、ダイアフラムが小型のもの)。マイクは、演奏者から約90cm〜120cm離して、楽器の上約30cmの位置に45度の角度で設置します。

私のお気に入りは、既に使い慣れているということもあり、AT2035の小型ダイアフラム型のコンデンサーマイクです。これは、チェロとベースに特に優れた収音性能を発揮します。また、バイオリン・ビオラなどの高音弦楽器にも十分対応できます。

マイクを楽器のどこに向けるかについては細かい調整が必要です。まずは、サウンドホールと、楽器本体とネックが接する部分のとの間あたりから始めてみてください。そこからさらに微調整していきます。

エレキギター

ことレコーディングに関しては、エレキギターほど多様な録音手段がある楽器はありません。アンプから出る音を収音するだけではなく、ギターをお使いの録音機器に直接接続して、生の電気信号を記録することもできます。

しかし、エレキギターに直接接続して録音するというのはいざというときには心強いですが、理想的な音をレコーディングするには、このいわゆる「アンプエミュレーター」としての録音方法は物足りない、というのがプロのレコーディングエンジニアが合意するところです。そのため、アンプから出る音をマイクで録音するという方法が、業界のスタンダードであり続けています。

マイクを使ったエレキギターの録音は既にデファクトスタンダードとなっており、手頃な価格で行うことができ、失敗することはほとんどありません。私や業界の大多数は、Shure SM57のカーディオイドタイプのダイナミックマイクを使用してエレキギターのレコーディングに望みます。

SM57は、意欲的なすべてのエンジニアには必携と言ってよいマイクです。実際、常に複数のSM57を用意しておくとよいほどです。エレキギター、ベース、ドラムなどのロック音楽のレコーディングに関しては、SM57は定評のあるマイクとなっています。

マイクの配置は非常に簡単です。マイクをスピーカーのコーンと外縁との中ほどに向け、アンプのグリルとマイクの表面の間に約1.5センチのスペースを空ければ完了です。

もちろん、マイクの配置を変えたり、様々な種類のダイナミックマイクを試したりすることで、多様な音色の録音を実現できます。しかし、上記の配置でも、手軽に素晴らしい録音結果が得られるでしょう。録音に低音が多すぎると感じた場合は、マイクをスピーカーから少し離してみてください。逆に低音が少ないと感じた場合は、少し近づけてみてください。

クラシックギター

クラシックギターの録音は、アコースティックギターのシンプルな構造のおかげで、かなり容易に行うことができます。

クラシックギターによって生成される音の大部分は、サウンドホールから発せられ、少量ではありますがボディ本体からも発せられます。したがって、クラシックアコースティックギターの録音の際は、マイクをサウンドホールから約20〜30センチ離れた場所に置くだけです。

使用するマイクは、コンデンサーマイクが理想的です。もしお持ちならば、小型のダイアフラムのコンデンサーマイクが最良の選択肢でしょう。私はAKG P170を使用します。これは手頃な価格ながらも、クラシックギターの音の細部を捉えたレコーディングをすることができます。

より大きなダイアフラムのコンデンサーマイクでも良い録音結果が得られるため、小さなダイアフラムのマイクをお持ちでない場合でも、新たに何かを購入する必要はありません。なおこの用途では、ダイナミックマイクの使用は避けてください。

アコースティックギター

クラシックアコースティックギターを録音するためのポイントのいくつかは、スチール弦のアコースティックギターを録音する際にもあてはまります。ただし、マイクの配置と使用するマイクの種類は大きく異なります。

クラシックギターの場合は、楽器の奏でる音色ははるかに繊細なので、録音の際は他のオーケストラの楽器と同様に扱われます。一方、スチール弦のアコースティックギターの場合は、音の繊細さは減りますが、勢いが向上するため、マイクの選択は少し異なってきます。

アコースティックギターの録音にも、ほとんどの場合はコンデンサーマイクを使うのが良いでしょう。ただし、アコースティックギターの録音の場合は、音が豊かな方が良いので、大型のダイアフラムのコンデンサーマイクが、より適しています。小さなダイアフラムだとギターの実際の音に近い録音となるため、ギターそのものの音色が格別に良いというような場合以外は、裏目に出てしまう可能性があります。

マイクは、ネックの前面、ボディとネックが交わる12フレットのすぐ近くに、まずは配置してみてください。これにより、ギターのハイエンドの周波数の音も収音することができます。マイクをサウンドホールに近づけすぎると、低音が大きくなりすぎる可能性があります。

パーカッションの

パーカッションの録音そのものは簡単なのですが、(フルドラムセットの場合のように)使用するマイクが多くなるほど音が多層化し、適切な形での録音が難しくなります。以下では、ドラムキット全体を録音する方法と、ドラムキットの中でも主要なパートである、キックドラムとスネアドラムの録音の方法について、詳しく見ていきましょう。

ドラムセット

ドラムセットのレコーディングには普通、各ドラムの音を収音するために複数のマイクを用いる必要があるため、録音を一度で済ませることはかなり困難です。1つのマイクでもそこそこの品質のレコーディングをすることはできますが、一度録音したドラムの音を後で個別に調整するということはできません。

タムの場合、エンジニアは通常、各タムのシェルに取り付けることの出来る薄型のダイナミックマイクを使用します。これらのマイクは、ドラムセットの他の部分からの音を制限するために、カーディオイドパターンであることが必要です。カーディオイドパターンのダイナミックマイクは、クラッシュシンバルの音を上から収録するためにも使用されます。バスドラムとスネアドラムの録音方法については、以下の個別のセクションで説明します。

一部のエンジニアは、ハイハットやライドシンバルにもカーディオイド型のダイナミックマイクを追加で使用します。

部屋に響く音をとらえることも、ドラム音の録音にとって重要なポイントです。多くのエンジニアは、MXL R144などのリボンマイクを使用して、ドラムセットの録音時に部屋の音を収音しています。

ドラムセットの録音にはさまざまなマイクが必要なため、Samson DK105 Kitのような安価なドラムマイクセットの購入を検討することをお勧めします。またAKG P120の大型ダイアフラムのコンデンサーマイクのように、1つの全方向性マイクだけを使用しても、高品質のドラム録音が可能です。

マイクの配置については、色々と調整が必要です。多くのエンジニアは、スネアドラムの真上120〜180センチからそのマイクを使って録音することを好みます。これにより、スネアドラムの音を目立たせることができます。他のエンジニアは、マイクをドラムセットの前の約120〜180センチ、地面から約30〜60センチ離して配置することを好みます。これにより、バスドラムの音をより多くできることになります。色々と調整をしながら、あなたが達成したいと思っている録音のために適したマイク位置を見つけてください。

キックドラム

適したマイクがあれば、キックドラムの音を簡単に、きれいに録音することができます。ドラムのレコーディング以外ではあまり役立たないかもしれませんが、キックドラムの音を正確にレコーディングするには、専用のマイクに幾分か投資する必要があるでしょう。

キックドラム用のマイクは、ほとんどの場合、ワイド型のダイアフラムのダイナミックマイクです。このマイクは低音を正確に収録するのに優れており、キックドラムのレコーディングに最適です。

私がバスドラムの録音に使用するマイクは、業界標準のAKG D112です。このマイクは比較的手頃な値段ですが、このマイクをあまり使う予定がないということであれば、より安価な製品を選ぶか、知り合いから借りてみてください。

キックドラムのためのマイク配置は、まさにアートとサイエンスの両方であり、色々調整してみる必要があります。お好みのサウンドを見つけるためにさまざまなマイクの配置を試してみる時は、キックドラムのフロントヘッドを取り外すと便利です。

またマイクをドラム内のどこに配置するかに応じて、さまざまな録音結果を得ることができます。マイクをドラムのヘッド近くに置くと、ビーターがドラムを叩くときの「スラップ」音がより大きくなります。逆に遠くに配置すると、スラップ音が目立たなくなり、少し丸みのあるトーンになります。

また、マイクをビーターの軸上に配置するか軸外に配置するかによって、録音される音が異なってくることに気付くでしょう。

あなたが実現したいと思っているサウンドによっては、マイクの位置を変更するだけで、思い望んでいる音色を見つけられる可能性があります。

スネアドラム

バスドラムと比較して、スネアドラムのレコーディングは比較的簡単です。

マイクの選択については、うまくいけば、あなたが既に持っているマイクを使用できるでしょう。スネアドラムに最適な専用マイクはたくさんありますが、Shure SM57も最適な役割を果たします。これは私の頼りになるスネアドラム録音用のマイクで、あなたが既にSM57を持っている場合は、わざわざほかのタイプのマイクを購入する必要はありません。

マイクの配置に関しては、いくつかの異なる考え方があります。一部のエンジニアは、スネアドラムのバッターヘッド(上)とレゾナンスヘッド(下)の両方をマイクで狙って、求めているサウンドを録音します。

後でさまざまな角度を試すことができるので、まずはスネアのバッターヘッドに向けてマイクを配置することから始めましょう。マイクを30度の角度で、ドラムヘッドから約2.5センチ離して配置します。マイクの角度を変えて試してみると、異なるトーンで録音されるのが分かると思います。

フルドラムセットを録音していて音の混成が気になる場合は、スーパーカーディオイドまたはハイパーカーディオイドパターンのマイクの使用を検討するとよいでしょう。それらのマイクの使用で、効率的に狙ったドラムの音を収録すると同時に、他のドラムの音が混ざってしまうことを減らせると思います。

鍵盤楽器

キーボード

キーボードの録音はかなり単純で簡単です。ほとんどのエンジニアは、MIDI出力またはライン出力ジャックを使用して、キーボードを直接、録音機器に接続します。

ただし、エレキギターを録音するのと同じように、キーボードアンプとマイクを使ってキーボードの音を録音することもできます。

キーボードアンプの録音は、ダイナミックマイクまたはコンデンサーマイクで行うのが最適です。あなたが目的とするサウンドによって、どのマイクの使用が最適かが決まります。ほとんどの場合で、私の信頼できるShure SM57はただ単に音を記録する以上の仕事をしてくれることが分かっています。

ただし、録音しているキーボードが、特にハイエンドの周波数が豊富な種類で、演奏者がキーボードの高音域で多く演奏しているような場合は、コンデンサーマイクの方が適していることがあります。

マイクの配置については、ギターアンプのマイク配置と同じルールを適用できます。

オルガン

キーボードを録音するのとは異なり、オルガンの録音にはさまざまな課題があり、難易度が高くなっています。

一般的なレコーディングスタジオでは、エンジニアは少なくとも2つ(おそらく3つ)のマイクを使用してオルガンの音を収録します。オルガンのあの独自の音色は、2つの別々のローターが常に回転しながら音を出す、ロータリースピーカーキャビネットから来ています。

レコーディングエンジニアは、キャビネットの上部のローターに対して、90度の角度で1つまたは2つのダイナミックマイクを配置するのを好みます。下部のローターは低音を処理する一方、上部のローターは楽器の高音を処理します。エンジニアは通常、コンデンサーマイクを使用して、バスローターの音を録音します。

お好みのオルガンサウンドを得るには、多くの作業といくつかの試行錯誤が必要です。多くの意欲的なエンジニアは、私も含めて、複雑な配置作業をとりあえずは一旦置き、よりシンプルなオプションを求めます。

私はオルガンを録音する必要があるときはいつでも、シンプルで使いやすいZoom H2デジタルレコーダーを使用しています。H2の使い方はとても簡単です。電源を入れて、配置し、録音ボタンを押すだけです。さまざまな配置を試して、できる限り良い音を収録しましょう。

ピアノ

幸いなことに、ピアノはオルガンよりも少しだけ録音が簡単です。 しかしピアノの複雑な構造のため、あなたが求めているような鮮明で明るいピアノの音を録音するには、まだ少しの作業を必要とします。

私はピアノを録音するときは、Audio Technica AT2035コンデンサーマイクを使用します。ピアノの繊細な音色をとらえるのに最適なマイクです。マイクの位置によって、大きく異なる音色での録音を実現できます。

私は通常、ピアノの蓋を持ち上げて、コンデンサーマイクをピアノのすぐ外側、弦の約30センチ上に配置します。マイクをピアノのより内側に配置すると明るい音色が得られ、ピアノから離すと室内のサウンドが少し入ってくるようになります。

ボーカル

ボーカルのレコーディンは、最も繊細で複雑なレコーディングプロセスの1つです。多くのエンジニアは、さまざまな歌手のさまざまな声質を捉えられるよう、何種類ものダイナミックマイクとコンデンサーマイクを常に用意しています。

特定の歌手の声質の完璧なトーンでの録音をするための調整に何時間もかけることはできますが、ここでは、歌手の歌声と、インタビューやポッドキャストの音声を録音するための基本事項についてご説明します。

歌声

歌声を録音する際にまずすべきことは、間に合わせの「ボーカルブース」を作ることです。部屋の中の音声が混じってしまうような場合は、高品質な歌声を録音することは非常に困難です。

一部のエンジニアは、専用またはポータブルのボーカルブースを作成するまでにこだわりますが、私はそこまで時間がありません。その代わり、いくつかのマイクスタンドで歌手を取り囲み、その上から防火用毛布を掛けて、ボーカリストの周りに、いわば「毛布の砦」を作り上げます。

そこから、録音に使用するマイクをボーカリストから約10〜15センチ離れたポップフィルター付きのマイクスタンドに置けば、準備完了です。

マイクの選択については、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクがボーカルの録音に最適です。私は何年もの間、Shure SM58を使用してボーカルを録音してきました。ときどき、色彩の少ないサウンドにしたいときは、AT2035に切り替えます。ボーカリストが出す音の向きを参考に、どの位置にマイクを置くか調整していってください。

一人の人間の話し声

1人の話の音声を録音することは簡単な作業であり、通常は、上で説明したようなその場しのぎの「ボーカルブース」を用意しなくても行うことができます。

コンデンサーマイクを一本お持ちの場合は、それを使用しましょう。ダイナミックマイクも有効ですが、インタビューやナレーターの録音に関しては、私はAT2035を使用しています。

話し声の場合は、部屋のノイズについてはそこまで気にする必要はなく、逆に部屋に流れる音が醸し出す雰囲気は、心地よい話し声を演出するのに役立ちます。マイクを録音対象の軸上、約30センチ離れた場所に配置します。その後、あなたの理想とする音となるよう、マイクの配置をさらに調整していってください。

ポッドキャスト - 2人以上の話し声

ポッドキャストの録音については、音源が複数存在し、結果として複数のマイクが必要になるため、少し複雑になる可能性があります。

ポッドキャストを録音する一般的な方法は、各話し手それぞれにダイナミックマイクを使用することです。スーパーまたはハイパーカーディオイドタイプのマイクは他の話し手の音声の多くを遮断するため、この用途に非常に適しています。

ただし、ポッドキャストの話し手が2人のみである場合は、1つのマイクを使用して録音することもできます。この場合、前後から均等に音を引き込むリボンマイクが、非常にうまく機能するでしょう。 このようにして、両方の話し手の音声を1つのマイクで鮮明に録音することができます。

マイクの配置については、話し手の口から約15〜20センチの位置に配置し、ポップフィルターを使用するのを忘れないでください。またマイクを軸から少しずらすだけでも、ポップノイズの軽減に役立ちます。マイクを1つだけ使用する場合は、2人の話し手の間の等距離に配置してみてください。

歌っているギタリストを録音する方法

多くのシンガーソングライターは、歌いながら同時に演奏するときに、最も素晴らしいパフォーマンスを発揮します。このため、ギターとボーカルの両方を別々に録音するのではなく、1回のテイクで録音することが望ましい場合が多いです。

ただし、これを1つのマイクで実施するのは非常に困難です。多くの場合、ギターの音が大きすぎて声が聞こえづらかったり、またその逆の場合もあります。ただし、マイクの配置を色々と試してみると良い録音になる可能性があり、1つのマイクでも高品質の録音を得ることは充分に可能です。

この用途では、私はZoom H2を好んで使用します。まず、マイクを歌手の口とギターの間の中間に向け、それらから約60センチ離れた位置に配置します。そして、そこから微調整していきます。

このセットアップで、2つのマイクで2つの別々のトラックとして録音するのが理想的です。この場合、ボーカルやギターの音が混ざってしまうのを防ぐのは難しいことが多いです。しかし、工夫次第では可能な方法であり、私がこれから説明しようとしている方法は、その実現のために大いに役立つと思います。

ギターには大型のダイアフラムのコンデンサーマイク、ボーカルにはAudio Technica AT2035を使用します。

まず、コンデンサーマイクをギターの本体から約7.5センチ、ブリッジとギターの端のほぼ中間に配置します。ボーカルマイクは、他のボーカルマイクと同じように配置しましょう。この配置で、録音している他の楽器からの混声を制限するのに役立ちます。

もしお持ちの場合は、ダイナミックマイクまたはリボンマイクでのギターの録音を試してみてください。

バンド全体を同時に録音する方法

バンド全体を一度に録音するには、多くの特有の課題を解決する必要があり、意欲的なエンジニアにとって優れた教育ツールとなります。

1つのマイクでバンド全体を録音するには、上記で説明したZoom H2のようなステレオマイク、またはBlue Yetiマイクが必要です。ステレオマイクがない場合は、2つのコンデンサーマイクをXYパターンで使用することで、同様に録音が可能です。

マイクの部屋の中央の上から配置し、そこから試してみましょう。なお録音する部屋自体が、録音の音質に対して重要な役割を果たすことに注意してください。そのため、まずはその部屋で良い音がとれるかどうか確認してみてください。

また、ライブレコーディングはバンド自体が発する音と同じようにしか録音されないことに注意してください。バンドと密に連携して、すべての楽器が適切に調整されているか確認する必要があります。

映画音声の録音方法

ここまでは、音楽を録音するために知っておく必要がある最も重要な知識を取り上げてきました。しかし、映画の場合はどうでしょうか?ここでは、会話、ルームトーン、効果音など、映画音声の最も重要な要素を録音する方法を詳しく見ていきます。

会話

会話の録音は、おそらく映画音声の録音の中でも最も重要なパートであり、あなたがまだお持ちでないような、特殊な録音機器を必要とします。

会話を録音するには、マイクブームに設置したRode NTG1ショットガンマイクのペアを使用します。これらマイクのスーパーカーディオイドのピックアップパターンは、背景のノイズを遮断しながら会話の音声を拾うのに最適です。その結果、映画にぴったりの、はっきりとした明確な会話音声を収録することができます。

このマイク構成では、マイク1本ごとに2万円を超える出費になるので、カメラ搭載のマイクのような、より手頃なソリューションを検討することをお勧めします。これらのマイクも、会話の音声の収音に優れていますが、周囲の環境音も拾うため、より多くの、音の雰囲気を提供します。

また、これらカメラ搭載型のマイクを使用した会話の録音を、編集時にショットガンマイクで別途録音したオーディオトラックと完全に同期させれば、最終的に映像に乗せるための、雰囲気のある音を編集することができます。

ルームトーン

ルームトーンを録音するのは非常に簡単なプロセスである一方、映画中の重要なシーンにおける会話と周囲の環境音とのバランスをとるために重要なプロセスともなります。映画のバックグラウンドノイズを少しだけ増やして最終的な音声ミックスに追加することで、映画のシーンをより自然に感じさせる効果を与えたいような場合もあるでしょう。

このタイプの録音には、無指向性マイクが最適です。使い方も簡単で、マイクを部屋の中央に置いて、録音ボタンを押すだけです。約30〜45秒だけルームトーンを録音しておき、映画の編集中に用途に合わせて使用していきます。

フォーリーサウンド / 効果音

フォーリーサウンドと効果音の録音は、エンジニアとして最も楽しい時間であることは間違いないですが、さまざまなマイクの種類と配置を試して、目的のサウンドを得ることを学ぶのにも最適な方法です。

フォーリーサウンドを鳴らす手段についてはあなたにお任せするとして、ここではそれらを最も効果的に録音する方法に焦点を当てます。

私は、フォーリーサウンドを録音するためにはAKG P170のようなハイパーカーディオイドマイクをよく使います。これは、私が行ったほぼすべての種類のフォーリーサウンドのレコーディングに役立ちました。

マイクの配置については検討が必要です。特定のシーンについて、各々その場面に最適なフォーリーサウンドの録音を達成するために何が必要かを理解する必要があります。クローズアップショットの場面には、音声ソースの近くにマイクを配置します。遠方ショットの場面には、マイクを音源から遠く配置して、その距離感を捉えられるようにしましょう。

自然音の録音について

自然音のレコーディングには、スタジオ内の録音で対処しなければならない課題とはまた別の、独自の課題を解決する必要があります。自然音を録音するために特別に設計されたプロ仕様の機器は数十万円に及ぶ可能性がありますが、ここでは、わずかな予算で高品質の自然音の録音を達成するためのいくつかのヒントをご説明します。

一般的な自然音やルームトーン

一般的な自然音を録音する場合、映画向けのルームトーンを録音する場合と同じ方法が採用されることが多いです。通常屋外での録音では、使い慣れたスタジオ機器を使用することはできないため、携行可能な機器を使いこなす必要があります。

自然音を記録するために、私はZoom H2レコーダーを使用します。Zoom H2NやH4Nなどの新しいモデルがこの用途により適してはいますが、私は使い慣れていて信頼のおけるH2を使い続けています。

H2レコーダーは、それ自体だけで素晴らしい環境音を収音できますが、外部マイクを使用することもできます。その点が、H2Nとは異なります。H2は、外部マイクと一緒に使用することで追加で多少の環境音を録音できますが、H2Nは逆に、これらのノイズを軽減します。

動物

動物の音の録音は少し困難が伴うでしょう。動物は通常、ミュージシャンよりも協力的ではないからです。また、動物の音をバックグラウンドで発生する周囲のノイズから分離することは、特に難しい場合があります。多くの野生生物のドキュメンタリーでは、実際は以前に録音された動物の音を使用していることがよくあります。

あなたがどうしてもご自身で動物の音を録音したいという場合は、スーパーカーディオイドまたはハイパーカーディオイドマイクを使用すると、動物の独特の鳴き声からバックグラウンドノイズを簡単に分離することができます。

動物はめったに協力的であることはないので、完全に理想的なマイク配置を実現することは、おそらくできません。できるだけ動物から安全な距離を保ち、動物の音がはっきりと聞こえるようにマイクを配置します。

 

昆虫によって生成される音は非常に小さいため、昆虫の音を録音することはさらに困難を伴うでしょう。昆虫の音を録音するために必要な機器は法外に高価であるため、この目的のためには、サウンドライブラリ等で見つけられる音を利用する方がよい場合がよくあります。

昆虫の音の録音では、非常に低ノイズのマイクが必要です。また運よく良い音が採れたとしても、低ノイズのプリアンプも必要となってくるでしょう。

この種の録音用に設計された専用マイクは存在しますが、多くは30万円以上します。DPA D:screet 4060シリーズは、昆虫の録音を多く行う予定がある場合に検討してもよい比較的手ごろなオプションの1つではありますが、それでも約4〜5万円の出費にはなるでしょう。